こんにちは、整体師のフムロです。
京都整体の2日目、朝早くからLINEに連絡が入りました。
「朝早くに急な連絡で申し訳ないです、今日、空いている時間ありますか?何とか診てもらえないでしょうか」
お話を伺うと、相談者は製造業を営む社長さん。以前から何度か施術に来てくださっていた方でした。
「仕事が最優先」の毎日が招いたもの
ここ数年は、製造する商品の単価が下がり、薄利多売。おまけに納期の早い依頼が多く、人手不足による業務の負担が大きくなってきていたとのこと。
身体の不調を感じながらも、「今は仕事が最優先」と、従業員の出社前、帰宅後もひとりで残り仕事をしていたので、カラダの調整時間を作れずにいたそうです。
結果、半月前より突然、急性の腰痛を発症。
- 現場の作業姿勢が痛くて辛い。
- 椅子に座っていても痛む。
- 車の運転もつらい。
- 就寝しようと横になっても痛みで眠れず、夜中に何度も目が覚めてろくに休めていない。
そんな日々を我慢して過ごしていたとのことでした。
痛みは、からだからのサイン
もともと、定期的な身体のメンテナンスをおすすめしていた方だったので、
お名前を聞いてすぐに状況が想像できました。
「痛みも我慢も限界で…」
そんな言葉に、何とかしてほしいという想いがにじんでいました。
必然でしょうか、15時から90分枠空きがあり施術できることになりました。
来店された時は、両手を腰に当ててそろそろ移動。立ち座りなど姿勢を変えるたびに痛みで苦痛の表情になっていました。
まずは今ある痛みを少しでも和らげることを最優先に。
深く緊張したカラダに、準備した手の平でそっと頭蓋骨から触れていき、緊張状態を感じながら手足の末端へと進めていきました。
そうして腰にかかる過度な負担を取り除き、全身の前後、左右のバランスを整えていきました。
「久しぶりに、カラダの力が抜けました」「痛みもなくなりました」「今日からゆっくり眠れます」
施術後にはそう言って、少しほっとした表情を見せてくださったのが印象的でした。
施術を終えてみえたこと
経営を担いながら、現場にも立つ社長さん。
忙しさのなかで「自分のことは後まわし」になりがちな方ほど、ある日突然、限界が訪れてしまうことがあります。
身体の不調は、“甘え”ではありません。
それは「少し立ち止まって、整える時期ですよ」という静かなサインです。
今回の出来事をきっかけに、社長さんも定期的な調整の必要性を、あらためて感じておられました。
わたし自身も、「いつでも頼っていただける存在でありたい」と気を引き締めた日となりました。
忙しいあなたへ伝えたいこと
こんな症状、ありませんか?
- 座っていると腰がじんわり痛む。
- 運転中、姿勢を保つのが辛い。
- 寝ていても目が覚めるほどの不快感。
不調のサインがあれば我慢しすぎず、疲れや痛みのサインに、どうぞ耳を傾けてあげてください。
ほんの少しでも、“整える時間”を持つことが、あなたの毎日をより軽やかにしてくれるはずです。