こんにちは。整体師のフムロです。
今日は「ギックリ腰」について少しお話ししていきます。
不動産屋さんでの出来事
昨日、サロンの物件探しで伺った自由が丘の不動産屋さんでのこと。
親切に対応してくださった女性スタッフの方が、
「実は今、ギックリ腰で…。痛くて動くのも辛いんです。」
と教えてくださいました。
痛みを我慢しながら対応されている様子はとても辛そう。
そこで、私自身も実践している簡単な痛みの対処法をお伝えしてきました。
そもそもギックリ腰ってなに?
突然、腰に鋭い痛みが走り、動けなくなる。
それがギックリ腰です。
医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、ドイツ語では「魔女の一撃」とも表現されます。
日常の何気ない動作で、予期せぬ痛みが襲うのが特徴です。
- くしゃみをした瞬間
- 重い荷物を持ち上げた瞬間
- 顔を洗おうと前かがみになったとき
など、このような日常のふとした動作で起こるのです。
自己判断には注意も必要
ヘルニアや圧迫骨折、内臓の影響があるような重大なことが起きている急性腰痛は少なく、調査や諸研究より全体の5〜10%にも満たないと報告されています。
とは言え一見「ただのギックリ腰」のように感じても、別の病気が隠れている場合があるため注意が必要です。
- 発熱を伴う
- 足にしびれや力が入らない、つま先立ちができない
- 夜間や安静時にも痛みが強い、患部がズキズキする
こうした症状があるときは、自己判断で放置せず、早めに医療機関を受診 してください。
私もインタビューでこのような訴えや症状を聴いた場合は、医療機関への受診を第1選択としてお伝えさせてもらってます。
ギックリ腰の考えられる原因
ギックリ腰は、突然ではなく日常生活の小さな積み重ねの結果として起こります。
- 筋肉の疲労や柔軟性の低下
- 長時間の同じ姿勢(デスクワーク・運転など)
- 急激な動きや重い物を持ち上げる
- 睡眠不足やストレスによる筋緊張状態
日々の生活習慣の中で、無自覚に負担が積み重なり限界を超えたところで体が悲鳴をあげる 形で発症するのです。
受傷直後の痛みを和らげる対処法
痛みが出たときは、まず 無理をせず「楽な姿勢」で休むこと が大切です。
昭和の時代は「湿布を貼って安静に」というのが主流でした。
しかし現在は、可能な範囲で動きながら日常生活を続けることが推奨されています。
これは、寝たきりでじっとしているより、少しずつ体を動かし体の循環を促進した方が回復が早いとされているのです。
とはいえ、ギックリ腰の鋭い痛みを経験したことのある方は分かると思いまが、痛みが強いと全身が緊張してしまい少し動くのも一苦労、呼吸も浅く速いものになります。
そこでおすすめなのが、初期にできる簡単な疼痛対処法になります。
私も実践している簡単対処法
ギックリ腰の痛みにはさまざまな原因があるとされており、原因の95%は筋や関節の炎症や損傷ではないかと言われています。
臨床でよく経験するのは多裂筋・腸腰筋・腰方形筋の強い緊張です。
この緊張を少しずつ緩めることで、動きやすさが戻ってくることがあります。

痛みを取る姿勢は
- 仰向けで膝を立てる → 腰の負担を和らげる基本姿勢
- 横向きで膝を曲げる → 仰向けが辛いときにおすすめ
- 四つ這いになって力を抜く→ 横になるのが辛いときに有効
私自身もギックリ腰のような強い痛みが出たときや腰の違和感、軽い痛みを感じたときにはこの仰向けで膝を立てて安静にする方法で疼痛緩和、改善しています。
また、発症から48時間以内は氷嚢などで冷却することで炎症を抑え、痛みを和らげることも推奨されています。
ギックリ腰を予防する方法
ギックリ腰は再発しやすいという特徴があります。
発症者の約3人に1人は再発していると言われるほどです。だからこそ、日頃の予防が欠かせません。
- 姿勢を意識、適宜変える(背骨の自然な弯曲を意識)
- 重い荷物は腰に負担をかけないように足元を安定させて持ち上げる
- 睡眠をしっかりとり、疲労をためこまない
- 長時間同じ姿勢を避け、1時間に一度は体を動かして全身の循環を良くする
ごくごく一部ですが、日々のちょっとした習慣が、ギックリ腰をあなたから遠ざける鍵となります。
まとめ
ギックリ腰は「突然の痛み」として現れますが、
実際には日々の体の使い方や生活習慣が大きく関わっています。
痛みが出たときは焦らず、ここで紹介した姿勢で対処を試みながら
日々の生活の中で予防を心がけるようにしていただければと想います。
当 from FM では、頭蓋骨調整と独自の関節調整 により、骨格のバランスを整え、
不調の再発を防ぐ体づくり、また不安を軽くするサポートを行っています。
「また繰り返すのでは…」と心配な方は、ぜひお気軽にご相談ください。